■イギリスの旅日記■
2002年4月29日(月) オックスフォード〜チッペナム


 同じ部屋にいたフランス人が早朝に出発したため、
 朝早くから目覚めてしまいました。
 YHの宿泊料金に含まれていた朝食は、
 イングリッシュ・ブレックファースト。
 朝からお腹一杯食べると、とっても健康的。
 少し休んでから、チェックアウトして
 歩いてレンタカーの営業所へ向かいました。

 今回はインターネットで割引クーポンが出ていた、
 Thriftyという会社を利用。一応、国際的な会社。
 オックスフォードの駅から徒歩10分くらいで到着。
 が、イギリスでの連絡先が必須と言われてしまい、
 かなり考え込んでしまいましたが・・・
 そこはハッタリが得意な私。
 住所は宿泊していたYH、連絡先は友人T子のTEL番を拝借しました。
 手続きを終えると外にはすでにクルマが用意されていて、三菱の4ドアセダン・カリスマという車種。
 私はコンパクトカーをリクエストしたんだけどなあ・・・やっぱりAT車は少数派なんでしょうね。

 ドライブを始める前にまず確認。ウィンカーはハンドルの左。左側通行は日本と同じだから余裕です。
 乗る予定のハイウェイを確認して、いざ出発!! オックスフォードの市街はクルマが多く、のんびり走行。
 でも、すぐにハイウェイに乗らないと・・・と思ったら通り過ぎてしまいました。
 Uターンしようと思っても、車幅が広いからWiLLみたいにすんなり行かない。
 結局、交差点まで我慢して、引き返してハイウェイへと思ったら、入口はラウンド・アバウトだ、ドキドキ。
 でも、右から来るクルマの流れだけ見ればいいので、無事にハイウェイに入れました。

 イギリスのハイウェイは制限速度70マイル(約110km)。
 でも、初めてなのと大きいセダンに慣れていないので、50マイル程度でのんびりと走行しました。
 みんなすごいスピードで追い抜いて行きます。爆走族だね〜
 って私も日本ではかなり飛ばしているから他人のことは言えないけど。
 30分くらい走ったら慣れてきたので、少しスピードも上げて、
 ゆっくり走る大型車を追い抜きながらマイペースドライブできるようになりました。

 途中から幹線道路に入り、ストーン・ヘンジを目指します。オックスフォードを出発して約1時間半、
 草原や菜の花畑、牧場ばかりが続いていたイングランドの風景の中・・・突然、視界に石の固まりが!!
 平原の中にたたずむ巨石群はとても荘厳な感じで、もう胸の高鳴りは抑えられません。
 同時にドライブの緊張感もどこかに飛んでいってしまいました。「す、すごい、ストーン・ヘンジだ!!」

 はやる気持ちを抑え、まずはクルマを駐車場に。
 ストーン・ヘンジはフェンスで囲まれているので、いったん外から眺めてみる。
 これだけなら無料だけど、せっかく来たのだから入場しないと話にならない。
 大学時代の学生証を見せてみたら、で学割料金(3.30GBP)が適応されました。
 日本語のガイドフォンを借りて、地下通路を抜けたら・・・遺跡は目の前!!
 ただ、噂には聞いていたんだけどものすごい強風。
 そんなに痩せているわけではない私でも立っているのがやっとという感じ。
 その中で立ち止まって、ガイドフォンを聞くのはけっこう大変でした。
 巨石はフェンスの他、さらにロープで囲まれていて側に寄ることはできません。
 以前はできたらしいのだけれど・・・まあ、遠目から見ていてもその神秘性はひしひしと伝わってきます。
 やっぱり私は遺跡が好きなのね〜♪ 結局、1時間ほどかけてのんびり見学しました。

 今度は同じくストーン・サークルのあるエイブベリーを目指します。
 ストーン・ヘンジよりは北にあり、クルマで約1時間程で到着しました。
 同じ世界遺産で、こちらはナショナル・トラストにも登録されいるのですが・・・、見学はなんと無料。
 普通の民家や牧草地に石が並んでいて、自然のままなのです。
 もちろん、古代からそこに存在し続けた石にもさわり放題。
 アクセスが不便なせいか、観光客はちらほらという程度。
 ストーン・サークルのすぐ側で羊を放牧していたりして、とってものどか。
 ただ、羊の落とし物がいっぱいで足下にはかなり気を遣います。道なき牧草地を歩きながら、
 たまに出会う外国人観光客と挨拶して・・・石に触って、写真を撮ってとのんびりと過ごせました。
 とても充実した時間を過ごせたので、ナショナル・トラストに寄付。
 この雰囲気をいつまでも残して欲しいなあ。 

 今日はコッツウォルズ地方の中でも比較的大きな街、チッペナムで泊まる予定。
 エイブベリーからは道一本で行けるから楽々・・・のはずでした。
 実際、ドライブもかなり慣れてきたので田舎を走る分には余裕。
 ガイドブックには載っていない小さな村では脇見運転なんかしたりして。
 が、チッペナムの町中に入ると、ラウンドアバウトの連続や侵入禁止などで、すっかり迷子に。
 途中までは表示されていた「i」(観光案内所)の看板もなくなっちゃうし。
 かれこれ迷うこと30分、いったん市街地からはずれてみると・・・「i」の場所を表す表示が復活しました。
 近くの駐車場にクルマを停めたのですが、スペースが狭くて大苦戦。
 アメリカのような広い駐車場を想像していただけに、意外でした。
 小型車に乗り慣れている私は、4ドアセダンをバック駐車できるわけもなく、前進で停められる場所探し。

 観光案内所でB&Bを紹介してもらいました。その時、受付の女性が「Japanese Girl」と私を表現。
 やっぱり海外(特に欧米)に来ると、若く見られていいかも。
 B&Bに向かう前に、スーパーにいって色々と買い物しました。
 いろんな国で体験しているけど、イギリスのスーパーはアメリカに近い感じ。大型店舗だったからかも。
 品揃えも良く、チッペナムの中心地にあるショッピングモールの一角のようでした。

 クルマに乗り、案内書でもらった地図と住所を頼りにB&Bへ。けっこう街の中心から近く、すぐに到着。
 50代くらいの女性とそのお孫さんらしき男の子が迎えてくれました。
 男の子は3歳くらいかな・・・と思ったら、まだ19ヶ月とのこと。部屋は3Fにある屋根裏部屋のような感じ。
 ちょっと狭いし天井低かったけど・・・こじんまりとした感じが良かったかな。
 部屋で少し休んでから、「お茶を飲みにいらっしゃい」と言われていたので、
 下へ降りていくと、マフィンと紅茶を出してくれました。イギリスの紅茶はやっぱり美味しい♪

 この後は、スーパーで買ってきたパイなどで軽い夜ご飯。
 なぜか海外旅行に出ると、小食になる私・・・というか面倒くさいからかも。
 明日の下調べをしたり、デジカメで撮った写真を眺めたりしていたら、
 ドライブ疲れでウトウトとなってきたので、シャワーを浴びて寝てしまいました。
 たぶん、21:30には寝ちゃったような。

                                               (写真:エーヴベリー)

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