■西ヨーロッパの旅日記■
2000年12月25日(月) ウィーン〜コペンハーゲン


 ウィーン最終日。
 YHで朝食をとっていたら、日本人がいっぱい。
 もう大学生は冬休みだもんね〜。
 部屋に戻って、荷物をまとめたら、
 早々にYHをチェックアウトします。
 だって今日は、王宮礼拝堂で
 クリスマス・ミサに参加する日だから。
 いったんウィーン西駅へ行き、
 荷物をロッカーに預けて身軽になります。

 ミサは9:15開始なので、30分前には礼拝堂へ。
 チケットを売るダフ屋もいて、ちょっとビックリ!!
 素敵なお兄さんが座席まで案内してくれます。
 私が持っていたチケットは最後の一席だけあって、末席中の末席。
 合唱団の姿はテレビでしか拝めません。別にいいもん、歌声を聞くために来たのだから。
 ちなみにミサは、立ち見なら無料ですので、
 チケットが手に入らなくても合唱団の歌声を聞くことはできます。

 さて、ミサが始まったのですが、キリスト教徒でもなく、ドイツ語がわからない私には理解不能。
 でも、天使の歌声は素晴らしかった。遠く彼方までも届きそうな、透き通った美しい声で。
 もっとも、その歌声を子守歌にしたのは他でもない私ですが・・・。
 途中、ミサの儀式なんでしょうかね、周りの人と握手をしたりしました。
 ちゃんと寄付もしました。日本人は無視している人が多かったような気がするけど。
 ミサを終えて外に出ると、ちょうど合唱団のメンバーも出てきました。
 彼らも慣れたもので、ギャラリーの写真撮影のために整列したりして。
 ミサを終えた彼らは、年相応のカワイイ少年たちでした。

 ウィーンを発つ前にやらなければならないことがあと1つ。そう、ザッハー・トルテの食べ比べ!!
 最後にとっておいたホテル・ザッハーへ向かいます。
 今日はここに来るために、寒いのにも耐えてヒール履き!!
 中に案内されると、お客さんの大半は日本人だったような。
 さて、本家本元のザッハー・トルテです。一口食べた感想は、「すごく甘い、でも美味し〜い!!」
 超甘党の私を満足させる逸品にやっと出会えました。
 デーメルのトルテと比べても、ザッハーの方が濃厚な甘さがあります。
 今回ばかりは、砂糖抜きの生クリームが役に立ってくれました。
 ザッハー・トルテ食べ比べの結果、「ザッハーの勝ち!!」
 帰りにお土産用のザッハー・トルテを購入しました。

 見納めにケルトナー通りから王宮方面を歩き、ウィーンの風景を目に焼き付けます。
 次にここに来るのはいつになることやら。でも、私のことだからすぐに戻ってくるでしょう。
 だって、甘い甘いウィーンのケーキが私を待っているのですから(笑)。

 いったん地下鉄でウィーン西駅に荷物を取りに行き、ミッテ駅からウィーン・シュベヒャート空港へ。
 夕刻、飛行機にてコペンハーゲンに飛ぶのです。
 クリスマス当日の空港は人はまばらで、カウンターもほとんどクローズ。
 今回の旅はスカンジナビア航空を利用したのですが、
 今日はオーストリア航空(OS)運行の共同便に搭乗となります。
 身軽になりたかったので、キャリーケースは預けてしまうことに。
 ここでStar Allianceの威力を発揮。荷物を成田までスルーチェックインにしてくれました。
 搭乗まで2時間以上あったので、空港で少しお買い物。
 ウィーンの空港はこじんまりとしていて、乗り継ぎがラクそうです。
 最低乗り継ぎ時間は35分とのこと。素晴らしい!!
 オーストリアの出国審査を終えてから、飛行機に搭乗です。

 オーストリア航空は初めて搭乗するエアラインなので興味津々です。
 飛行機が離陸体制に入ると、ウィンナーワルツが流れます。
 これは、着陸後にもかかりました。おしゃれです。
 約2時間のフライトでしたが、機内食もけっこうなボリューム。
 ウィーンナー・シュニッツェルを食べることができて、ラッキー。
 あと、クリスマスということで、天使の形をしたチョコレートが。小さな気配りが、とても嬉しいもの。
 オーストリア航空、私の中ではかなり評価が高いです。今度は大陸横断で搭乗してみたいです。

 19:30にコペンハーゲン・カストラップ空港に到着。
 夜遅いし、どうせクリスマスで行くところもないので、空港で一晩過ごすつもりなのです。
 カストラップ空港好きなんだけど、エンターテイメント施設がない。
 さらにデンマークは物価高いし・・・することない。しかも、空港内とは言え、けっこう寒い。
 ソファーはいっぱいあるから、寝床には困らなそうだけど。
 しかし、冬の北欧、空港のソファーで夜を明かそうという人はあまりいないみたい。
 寝泊まりする人が多い、シンガポールのチャンギ空港とは違うのね・・・。
 というわけで、空港内のキャビンに泊まることにしました。

                                          (写真:ウィーン少年合唱団)

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