■西ヨーロッパの旅日記■
2000年12月22日(金) ウィーン


 朝7:00には目覚めてしまったので、
 早めに朝食をとってしまうことに。
 同室だったシヅさんと一緒です。
 オーストリアはパンが美味しい。
 あ、昨日の胃薬味は例外のようです。

 日本に帰るシヅさんと別れ、私は市内観光に。
 昨日、購入しておいたWien Karteを使って、
 ウィーン市内を縦横無尽に駆けめぐらないと!!
 この後、3日程滞在するのですが、週末しかも
 クリスマス・ホリデーにかかってしまうので要注意。
 一番見たかったものから見学することにします。
 地下鉄にてシューンブルン宮殿へ。

 宮殿内は、見学できる部屋数によって料金が異なります。
 ガイド付きのツアーもあるのですが、私はマイペースで観光したいので、
 すべての部屋を見学できるグランドツアーのチケット(110.00AS/Wien Karte割引)を購入。
 無料のガイドフォン(英語)を借りて回ります。
 ヴェルサイユ宮殿もスゴかったけど、ここシューンブルン宮殿も豪華絢爛!!
 何てったって女帝マリア・テレジアが改築したのですから・・・。
 宮殿内の見学を終えたら、庭園を散策します。
 外観の華やかさはヴェルサイユ以上、あの外壁のイエローは強烈です。
 高台にあるグロリエッテには行きませんでした。冬場は開いていないようなので・・・。

 シューンブルン宮殿の入口付近では、クリスマス・マーケットが開かれていました。
 ちょこっと立ち寄ってから市内に戻ります。時間はちょうど13:00くらい。
 今日はこの後、日曜日に王宮礼拝堂で行われるミサのチケットを取らないと。
 そう、ウィーン少年合唱団の歌声を聞くためです。
 チケットの販売は15:00からなので、まだ時間があります。そうだ、カフェでのんびりしようっと。

 ちょうど王宮の近くということで、デーメルでお茶する事にしました。
 デーメルと言えば、やっぱりザッハー・トルテです。
 今回、ウィーンに来た目的の1つはザッハー・トルテの食べ比べ!!
 デーメルは日本にもあるので、一応食べたことがあるのですが、やっぱり本場で食べると違います。
 ザッハー・トルテは砂糖抜きの生クリームと一緒に食べるのですが、
 チャレンジャーな私は、素で食べてみることに。シヅさんは「甘すぎてお腹を壊した・・・」と言ってたけど、
 私には余裕でした。っていうか、そんなに甘いですかねえ!?
 チョコレートの甘さを生かした、とても美味しいケーキでした。

 ウィーンのカフェは長居してもイヤな顔をされないので、1時間以上のんびりと過ごしました。
 14:30近くになったので、デーメルを出て王宮礼拝堂へ向かいます。
 すでに何人かの人が並んでいたので、その後ろにつきます。
 中に日本人のご夫妻がいたので、少しお話をしました。
 ミュンヘン在住の方で、休暇でウィーンに遊びに来たとのこと。
 ヨーロッパに駐在すると、陸続きで他の国に遊びに行けるので、うらやましい限りです。

 販売の時間が近づくに連れて、人が増えてきました。
 15:00より少し遅れて、係員の方が出てきてチケットの販売です。
 通常は日曜日だけなのですが、今回はクリスマス・ミサ(25日)の分もあります。
 私は日程の都合上、24日の日曜日のチケットが欲しかったのですが、
 そもそも、金曜日に発売されるチケットは売れ残ったもの。枚数がとても少ないのです。
 しかも、クリスマス絡み。私が購入する時には、すでに24日分は売り切れ。
 25日のチケットが1枚だけ。私の後ろにはまだ多くの人が並んでいますから、チケットがあるだけ幸運。
 クリスマス・ミサのチケット(70.00AS)を購入しました。
 ウィーン少年合唱団を見たければ、予約しておくのが確実のようです。

 観光をするには、ちょっと中途半端な時間になってしまったので、
 王宮周辺を散策した後、いったんYHに戻りました。そうすると・・・なぜか眠りに落ちてしまう私。
 17:30くらいに目覚めてガイドブックを眺めていると、ルームメイトがやって来ました。
 スロベニア出身のソニア。彼女はドイツで働いていて、
 クリスマス休暇で帰省する途中、ウィーンに立ち寄ったとのこと。
 彼女は私より怪しげな英語を話す〜。でも、ドイツ語は完璧みたい。

 辺りが真っ暗になったところで、私には行ってみたい場所が。
 市庁舎前で開かれているクリスマス・マーケットです。
 美しくライトアップされる市庁舎を見に行かなくちゃ!!
 私が出かける準備をしていると、ソニアも一緒に行くことに。市バスと市電を乗り継いで、市庁舎へ。
 す、すごい!! ライトアップが綺麗なのはもちろん、今までで最大規模のマーケットが開かれています。
 ここで、夕飯を食べようということになったのですが、ドイツ語ができるソニアの存在はとても心強い。
 ザルツブルグでも食べたソースをかけたじゃがいも。
 ソースの種類が色々あるのですが、ドイツ語がわからない私は適当に選んでいたのです。
 それが、彼女のおかげで、好みのソースの味を選ぶことができました。

 たくさん出店があったので、見て歩いたのですが、ウィーンの夜の冷え込みは並じゃありません。
 手袋をしていても、手がかじかんでしまいます。
 冬物の帽子をかぶり、首はマフラーぐるぐる巻きにしているのに・・・。
 YHに戻ってから、ソニアにスロベニアのことを色々と教わります。
 旧ユーゴは私の行ってみたい地域No.1ですから!!

                                        (写真:ライトアップされた市庁舎)

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