■西ヨーロッパの旅日記■ 2000年12月16日(土) パリ |
いつも7:00前に目が覚める。 旅行中は遅くとも23:00には 寝てしまうから当然なのかもしれない。 昨日、混雑に巻き込まれたので 早々に朝食を食べに行く。アネも一緒。 が、今朝は団体はいないようで、 ゆっくりと食べることができました。 渡欧以来、いまいちなお天気が続いたけど、 今日は晴れ間が広がっています。 光に誘われるように急いで街にでる私。 今日はまず、セーヌ河周辺からスタート。 観光施設が開くまで時間があったので、シテ島を散策。 10:00前にサント・シャペル礼拝堂に行き、開館と同時に入場。 立派なステンドグラスは聖書を題材としているらしいが、クリスチャンではない私にはわからない。 まあ、わからなくても美しいものは美しいのだけど。 お隣にあるコンシュルジュリにも足を運ぶ。外観は綺麗なんだけど、留置所だけあって中は薄気味悪い。 こんな所にマリー・アントワネットは閉じこめられていたのね〜。 ノートルダム寺院にも立ち寄ったのだけれど、 ここは観光客でごった返していたので軽く流してしまいました。 歩いて隣のサンルイ島にジェラードを買いに行きます。 地元の人にも有名なお店らしく、かなり並ぶハメになったけど、 甘いモノを食べるためには行列も辞さず。マロンジェラードを購入しました〜♪ 細かく刻んだマロングラッセも入っていて、とっても上品なお味。 冬じゃなければ、トリプルにして食べたのになあ・・・。 急に日が陰ってきたので、次の目的地へ急ぎます。セーヌ河を渡り、リュクサンブール公園へ。 ガイドブックでみた宮殿の美しさに惹かれてきたのだけれど・・・、大したことなくてちょっとがっかり。 どうやらここの宮殿は、光の加減でずいぶんと見かけが変わるようなので冬はダメなのかもしれません。 周囲の木もほとんど葉が落ちてしまっていたし・・・。 ちょっと時間ができたので、パンテオンを見学することに。 パンテオンはフランス革命で活躍した人のお墓があるので有名だけど、 私の関心は側壁の装飾画に。かなり立派なものだったので見上げすぎて、首が痛くなってしまいました。 ここからが今日のメインイベント。オルセー美術館での絵画鑑賞です。 前年にパリを訪れていた母親から、「ルーブルよりオルセーの方がいいよ」と聞いていただけに楽しみ。 X線の検査をくぐり抜けて中にはいると、元駅舎だけあって天井が高いのでとても広く感じます。 地上階から順番に見学をしていくと、すぐに名画に遭遇。 ミレーの「落穂拾い」と言えば、高校世界史の教科書にも出てくるし〜。 マネやモネの一部展示がクローズしていたけど、特に問題なし。 なぜなら、これらの絵がロンドンのナショナルギャラリーに貸し出し中であることを 日本で調べていたので、ちゃんと先取り見学したものね。 最近はインターネットで何でも調べられるから本当に助かります。 中階はあまり有名な作品はないので、さーっと見てメインの上階へ。 ここは、印象派絵画の宝庫で私の大好きなルノワールやモネの絵が「これでもかぁ!!」って並んでいます。 私のテンションも自然に上がっていくのがわかります。 でも、そのテンションを包み込んでくれるような優しい色使いの絵。 美しい絵画に囲まれて、もう幸せです。 やっぱり絵画は印象派に限る(昨日のルーベンスも良かったけどね・・・)。 この日、最も印象に残ったのはベルト・モリゾの「La Chasse aux Papillons」。 翌日、私は彼女の絵のトリコになってしまいます。ポストカードが手に入らなくてすごく残念。 とっても充実した時を過ごしていたので、お昼を食べるのも忘れていました。 お腹を満たすためにカフェでチェリータルトを食べます。 午前中のジェラードに続き、今日は甘い物漬け。だって、好きなんだもん!! ティータイムを終えてから再び、印象派コーナーを眺めに行きます。何度見ても飽きることがありません。 ただ、閉館時間が近づいてきているので、ミュージアムショップに行き、 ポストカードやカレンダーなど200.00FFの買い物を果たします。 本当は複製の絵とか欲しいんだけど、お金もないし、 日本に持って帰るのも大変だから、今回は我慢です。 大満足でオルセーを後にし、今日もオペラ座周辺へと向かいます。 パリ三越でお土産や自分のものをお買い物♪ 今回の旅行は期間が短いので、日系デパートの存在は本当に助かる〜。 店員さんも日本人なので、免税手続きとかラクだし。 日本感覚で買い物できてしまうのが、ちょっと物足りなくもあるけど。 帰りがけに三越の近くに日本人経営のコンビニを見つけたので、夕飯用におにぎりとデザートを購入。 ただ、おにぎりはやっぱりジャポニカ米じゃないと・・・。 食べられないほどではなかったけど、かなりパサパサでした。 YHに戻ってからは、アネとおしゃべりして過ごしました。私が「この後、オーストリアへ行く」というと、 先にウィーンを訪問していた彼女から色々な情報をもらえました。 そして、彼女がくれたウィーン市内地図は後々とても役に立ったのです。 (写真:リュクサンブール宮殿) |
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