 朝7:00前に目覚める。窓の外はまだ薄暗い。朝食を摂ろうと食堂へ行くと、すごい人だかり。 どうやら高校生の団体らしい。 学生が賑やかなのは万国共通のようで、 あちこちでフランス語が飛び交っています。 やっとありついた朝食は、 パンとフルーツ、ドリンクとシンプルなもの。 まあ、フランスだけにパンは美味しいけどね。 観光に出る前に、Est駅に切符を買いに。 切符売り場へ行くと、案内所の方に行けと。 そちらへ向かったものの、順番待ちの発券機を 見つけることができません・・・。結局、カウンター で発券してくれて順番を待ちます。 購入するのは、スイスとオーストリアの国境近くサルガンス（Sargans）行きのチケット。 夜行で移動するのでチューリッヒまでのクシェットも同時に手配。 乗車券には25歳以下割引が適用されたので、想像していたより安くて良かった〜。 さて、観光です。パリに来た最大の目的は美術館巡りなので、早速、ルーブル美術館へ。 ピラミッドの入口をくぐり、中に入ってビックリ。 下調べはしていたものの、かなりの広さでどこから見てよいかわからない。 日本語の案内を手に入れて絵画のあるリシュリー館を目指します。 チケットは購入せず、カルト・ミュゼで入場。 リシュリー館の2階へたどりつくと・・・そこは日本だった。というのは少し大げさかもしれないが、 日本人の団体ばかり。修学旅行なのか制服姿の女子高生の集団までいる。 かの「モナ・リザ」も見るには見たものの、とにかく混んでいて芸術鑑賞ができる環境ではありません。 比較的、人が少なかったスペイン絵画をじっくりと鑑賞。あぁ、プラド美術館にも行きたい・・・。 一通り見学した後、とりあえずミロのヴィーナスを見学。 お昼時だったので、団体がおらずのんびり見学できました。 最後に3階に行き、オランダ絵画を中心に鑑賞。2階の混雑が嘘みたい・・・、 きっと団体だと時間が少ないから見られないんだろうなあ。 しかし、私の中ではここの絵画が一番印象に残っています。 フェルメールも見たし、ルーベンス・ギャラリーは圧巻!! ここまで見学したところで、時計はすでに14:00をさしてます。まだ半分も見学していなかったけど、 明るいうちにモンマルトルに行きたかったのでルーブルを後に。 やっぱり冬の旅行は日が短いのでちょっと損している気分。 地下鉄を乗り継いでモンマルトルを目指します。最寄り駅のある地下鉄2号線に乗ったとたん、 客層が変わっていて、明らかに有色人種が多く、身なりとかも違う。 車内にもどんよりとした空気が漂っていて・・・。 モンマルトル周辺はあまり治安が良くないと聞いているので、気を引き締めないと!! Anvers駅で下車し、サクレ・クール寺院へ。Mobilisが使えるフニクレールに乗る、ちょっと観光客気分。 しばらくサクレ・クール寺院を眺めて、テルトル広場を目指す。 夏のにぎわいを見たことがないので何とも言えないが、けっこうな賑わい。 数人に声かけられたけど、時間もないし、絵を持ち帰るのが大変なので断らないとね〜。 次にパリに行くときは、ぜひぜひ似顔絵を描いてもらいたいなあ。 お腹がすいたので、広場に近いお店でクレープを購入。 フランス語わからないから適当に頼んだら、チーズ味。 チーズの割にはさっぱりしていて美味しく、たまには脱甘党もいいかも♪ 地下鉄を乗り継いで、今度はシャンゼリゼへ。ちょっと買い物をした後、プティ・パレへ。 印象派絵画を見たかったのに、改装中なのか特別展が行われているだけ。 特別展にはカルト・ミュゼが通用しないし、あまり興味のないので退散。 凱旋門を目指して歩き始める。途中、交通事故の現場にでくわします。 ただでさえ混んでいるシャンゼリゼ通りは大渋滞。 凱旋門でもカルト・ミュゼが有効。 が、エレベーターに乗るにはお金を払わなければいけないと言われ、 こうなったら、階段で上ってやるぅ!! 凱旋門内の階段は螺旋状になっていて、幅がとても狭い。 途中で止まってしまうと後に続く人の迷惑になるので、一気にかけあがる。 はぁ・・・。もう限界かもと思ったら、展示スペースに到着。ここでちょっと休憩してから、外に出ると・・・、 想像した以上の高さだけど、私は高いところが大好きなので、自然と気分も盛り上がってくる。 シャンゼリゼのライトアップと車のヘッドライトが夕闇に映えて美しい。 パリの風に吹かれながら、「ああ、パリにいるのね〜」とちょっとナルシシズムの世界に耽る私。 完全に日が暮れたので、凱旋門から下りてシャンゼリゼ通りへ戻ります。 表参道のライトアップ（今は昔）なんか比べものにならないほど美しい。 思わず息をのんでしまいます。電飾の下をのんびりとお散歩。気分はすっかりパリジェンヌ??? いい加減寒くなってきたので地下鉄でまたオペラ座へ向かい、デパートで夕飯を調達してYHに。 先に戻っていたアネと「今日、ドコ行った〜？」 なんて話したりして過ごしていたのですが、 お互い疲れていたので22:00過ぎには寝てしまいました。旅行中は規則正しい生活が送れます。 （写真：サクレ・クール寺院） |