■アメリカ・カナダの旅日記■
2000年6月04日(日) ジャスパー〜バンフ


 今日はバスツアーでカナディアン・ロッキーの
 名所を廻りながら、バンフを目指します。
 ツアーの出発は朝8時で、集合場所は駅前。
 朝のジャスパーの街はとても静かで、
 空気が澄み切っています。
 この街でのんびりしたかったな〜。
 ツアーの参加者は20名弱なので、
 バスの中は移動したい放題。
 まだ観光シーズンにはちょっと早いのだけれど、
 ドライバー兼ガイドさん(24歳の男性)曰く
 「氷河が解ける今が一番、美しい時期なんだよ」
 とのこと、楽しみですね。

 まず、アサバスカ河で停車。
 滝を見に行くにはここから2時間くらい歩かないといけないらしく、ここではわずかな散策のみ。
 すぐさま氷河ハイウェイ(Ice Field Parkway)のドライブに戻りました。
 走行中はガイドさんの機転もあって、たくさんの野生動物に遭遇。
 エルクやムース、マウンテン・ゴート、さらにはグリズリー・ベアの親子まで見ることができました。
 ガイドさん曰く「グリズリー・ベアはめったに見られないんだよ。しかも、親子なんて」と。幸運でした。

 間もなくしてカナディアン・ロッキーの目玉の1つ、コロンビア大氷原に到着。
 スノーコーチに乗り換えて、氷河に向かいます。
 氷河が溶けだして流れている水が、日差しに照らされて水色に透き通っていてとても綺麗でした。
 氷原に到着して、スノーコーチを降りると・・・うわぁ、寒い〜!!!!!
 春物の長袖2枚しか着ていなかった私は、すぐに震え上がってしまいました。
 気温はそんなに低くないのですが、氷河の上を舞う風の冷たいこと冷たいこと。
 氷河見学を終えた後はお昼休憩だったので、カプチーノを飲んで暖まりました。

 このあとはハイウェイを走りながら、湖などを中心に観光。
 美しいことで有名なペイトー・レイクはまだほとんど凍っていてダメだったけど、
 ガイドさんは本当イイ人で、ツアー参加者の意向をとても大切にしてくれました。
 英語もすごくクリアで聞き取りやすかったし。「来週、結婚するんだよ〜」という話をした時には、
 乗客全員で「おめでとう!!」とお祝いしてあげたりもしました。
 途中、見学したボウ・レイクが氷解中でキレイでした〜。

 午後3時頃、有名なレイク・ルイーズに到着。
 ここでは40分程度の自由時間があったので、ちょこっと散策。
 ガイドブックでおなじみの湖は・・・氷河から溶け出した水がきらきら光っていて、息をのむ美しさ。
 絶対、写真より実物の方がキレイだと思います。
 いつか側にあるシャトー・レイクルイーズに泊まってみたいなあ。

 この後は、森林と山に囲まれたIce Field Parkwayをひた走り、終点のバンフに向かいます。
 街に近づいてくると道幅も広く、完全な高速道路って感じ。
 それでも途中、沿道に野生のエルクの姿を見かけることもありました。
 素晴らしい景色の中を走ること約1時間、カナディアン・ロッキー観光拠点の町・バンフに到着。
 お世話になったガイドさんにお礼を告げて、お別れです。

 時間はもう17:00を過ぎていたけど、まだまだ明るくて市内を散策できそうな感じ。
 とはいっても重たい荷物を持っているので、観光案内所で情報を集めるのみ。
 ジャスパーに比べると、都会というかちょっと俗っぽい感じもするかな。
 18:00前にBanff Transitというバスに乗って宿泊予定のYH、Hostelling International Banffへ。
 小高い丘の上にあるので、荷物を持って歩いたらすごく大変だったと思う。
 YHの周りには野生のリスがいっぱいいて、かわいい〜。

 ただ、ここのYHでは男女相部屋に入れられてしまったので、いまいち落ち着かず。
 ラウンジでのんびりしていた時に、韓国人女性のソンユンと仲良くなって色々話し込む。
 ちょうど同じ年だったし、色んな意味で共通することがあって、
 最後は「お互いに頑張ろうね〜」と励まし合いました。

                                           (写真:Ice Field Parkway)

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