■北欧・ロシア・エストニアの旅日記■
2002年7月08日 デンマーク編T


 7月08日(土) ロンドン〜コペンハーゲン〜














 イギリスに来てから、一度も傘をさしていなかったのだけど、今日はどんよりした曇り空で、雨がぱらぱら。
 こういうのが、イギリスらしい天気なのかなあ。
 昨日に引き続き、ボリューム満点の朝食をとり、9:00過ぎにYHをチェックアウトして
 空港を目指します。去る時もやはり、セントポール寺院を眺めながら・・・。

 ロンドン・ヒースロー空港までは地下鉄で1時間かからない程度で到着。
 乗り換えがあったけど、今日は土曜日なので駅構内も車内も空いている感じ。
 今日はこれからスカンジナビア航空でデンマークの首都コペンハーゲンへ。
 福祉の国、北欧のエアラインだけあって、老人や体の不自由な方、子供連れから優先搭乗。
 高校生くらいの子供を連れたアメリカ人の家族が先に搭乗していたのには唖然。
 私の隣にいた夫婦も「あれが子供・・・」と失笑していた。
 100人乗り程度の小型機だったので、すぐに出発するかなと思ったら、
 チェックイン後にNo Showしたヒトがいて、荷物を下ろしたりと時間がかかってしまったよう。

 SK508便は定刻よりちょっと遅れて13:00過ぎに雨のロンドンを出発。
 ヨーロッパ内のフライトだからあまり期待はしていなかったのだけれど、
 コールドミールとはいえ、けっこう立派な機内食が出て、味の方もかなり美味しかった。
 デンマーク上空に入ってからはよく晴れていて、あまり雲もなく、
 窓の外からは綺麗な海が見えて、途中、立派な白い橋も見えてきました。
 後で調べたら、デンマーク内の島と島をつなぐ橋で、けっこう最近に出来たらしい。
 離陸はおくれたものの、ほぼ定刻15:30にコペンハーゲン・カストラップ空港に到着。

 今日はこの後、夜行列車でノルウェーの首都オスロへ向かう予定なのですが、
 その電車が対岸の街・スウェーデンのマルモを出発するのが、
 23:00近くなので、かなりの時間を空港で待機することになってしまいました。
 ガイドブックを読んだり、お菓子を食べたり、はたまた人物観察をしたり。
 日が長いのでいつまでたっても明るく、夜がとても遠く感じました。

 やっと空が茜色に染まり始めた頃、マルモへ向かう鉄道に乗り込みました。
 完成して間もない国境の橋、オーレスン海峡橋を通過した頃、
 ちょうど西に陽が沈みかけ、海がオレンジ色に照らされていてのがとても鬱駆使かったです。
 特に入国審査はなく、20分もかからずに到着。すぐにオスロへ向かう夜行列車に乗り継ぎ。
 クシェットが予約できなかったので、座席で一晩を明かすことになります。

 真夜中、ふと目が覚めて窓の外に目をやると、
 完全に暗くはなっておらず、白夜の北欧を実感したのでした。
 
                                       (写真:デンマークの海にかかる橋)


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