■北欧・ロシア・エストニアの旅日記■ 2002年8月04〜05日 デンマーク編V |
8月04日(金) コペンハーゲン 昨日は市内を歩き回ったので、 今日は郊外の見所を訪問することに。 美味しいデニッシュ・ペストリーを 中央駅近くのベンチで食べていたら、 アジア系の女性に話しかけられました。 韓国人で、「中央駅の場所を教えて欲しい」と。 灯台もと暗し、目の前なんだけどねえ。 まずはS-togに乗って約20分、 世界遺産の大聖堂があるロスキレへ。 簡単な地図しかなかったのだけど、 空に聳える屋根に向かっていくとありました。 う〜ん、大聖堂という名の通り、本当に大きい。ずっと見上げているとクビが痛くなりそう。 聖堂の中に入ると、あまりヒトがいないのでとても静かで涼しい。 デンマークの国王や王妃の棺を安置していることもあり、荘厳な印象を受ける。 外に出てから、写真撮影に挑戦してみたけど、やっぱり塔の屋根は切れてしまいました。 ロスキレからS-togを乗り継いで約1時間。今度はフレデリクスボー城があるヒレロズへ。 駅からお城までは商店街の中を歩いて徒歩15分ほどで到着。 オーデンセで訪れたイーエスコウ城もそうだったけど、ここもルネッサンス様式。 お城の内部は国立歴史博物館になっていて、デンマークの歴史が学べる。 でも、やっぱりお城自体の美しさが一番印象に残っていて、 特に湖を挟んで対岸の商店街から見た風景(8/4の写真)は本当に良かったです。 ヒロレズ駅のホームでパニーニを食べながら電車を待っていたら・・・ 小さいけどハチが飛んできて、逃げても逃げても追い掛けられて最悪。 どうもパニーニを狙っているようだったので、慌てて食べきったらやっと消えてくれました。 今日はこの後、ヘルシンゴーでクロンボー城を見学してから、美術館へ行く予定でしたが、 駅にたどり着いたときにはもう16:00近くて、どちらかを諦めなければならなそう。 どちらかというと美術鑑賞がしたかったので、バスに乗りオードロップゴー・コレクションを目指しました。 私が乗車した388番のバスの車窓にはずっとオーレスン海峡が広がっていて、退屈しません。 30分以上かかって最寄りのバス停に到着。もう閉館時間の17:00も迫っているので走ります。 何とか無事に入館できて、印象派の絵を楽しむことができました。 小さな美術館でしたが、コレクションの質はとても高かったし、建物自体も素敵でした。 バスとS-togを乗り継いでコペンハーゲン市内に戻り、夜ご飯を食べてからホステルへ帰着。 昨日は遭遇しなかったけど、同じ2段ベットを使用している女性がいて、しかも日本人でした。 アムステルダムに在住の方で、夏休みで北欧旅行中だとか。 北欧の中ではストックホルムが一番良かったと・・・私も全く同じ意見だったのですっかり意気投合。 最後には「スウェーデン男性とノルウェー男性のどっちが好みか」などという話にまで発展。 楽しい夜を過ごすことができました。ホステルはボロいけど、集う人たちは面白い。 (写真:フレデリクスボー城) 8月05日(土) コペンハーゲン〜ロンドン 今日はデンマークを発つ日。 そして、憧れだった北欧で過ごす最後の日。 コペンハーゲンで見ておきたい物があと1つ、 アメリエンボー宮殿で行われる衛兵交代式。 ストックホルムでの感動が蘇りつつある中、 ストロイエを通り抜け、ニューハウンを横目に、 市内見物をしながら徒歩でお出かけ。 式までは少し時間があったので、向かいにある フレデリック教会を見学してみることに。 美しい教会で、大理石を多用して作られたそう。 教会を出た頃、どこからともなく楽団の演奏が聞こえてきたので、宮殿へ。 間もなくして衛兵隊が行進しながらやって来ました。 衛兵さんの数が少ないかなと思ったら、式典自体も短くてけっこうすぐに終わってしまいました。 かなり期待していたので、ちょっとがっかりだったかな。 さて、コペンハーゲン最終日、忘れてはいけないことがあります。 それはもちろんお買い物タイム♪ 母親から頼まれた陶器を探すため、 ストロイエにあるRoyal Copenhagenのお店に行きました。さすが王室御用達、高級感が漂っています。 もちろんお値段も、節約旅行の私にはとても手が届かない。 母親に頼まれたミニ・プレートと、バーゲンになっていた陶器製のバングルをお買いあげ。 いったんホステルに預けていた荷物を引き取りに行き、コペンハーゲン中央駅から電車で空港へ。 もう1ヶ月以上旅をしていて、訪れた国でそれなりに買い物をしていたので、荷物がいっぱい。 イギリスの入国審査で怪しまれたらイヤだなあ・・・と思いながらSK505便ロンドン行きに搭乗。 機内ではほとんど寝て過ごし、ほぼ定刻通りの16:00前にロンドン・ヒースロー空港に到着しました。 飛行機を降りて歩いていたら、同じ便に乗っていたらしい日本人女性が「審査場はどこですか!?」と。 一緒に歩きながら話をしたところ、これからアフリカへ向かうらしい。 空港にはちょうど日本からの飛行機が到着したところらしく、学生風の日本人がいっぱい。 夏休みを利用した短期語学研修ツアーみたい。何となく初々しさを感じちゃう。 心配していた入国審査は2度目で慣れたこともあるけど、あまり厳しさは感じなかった。 今日は前もって電話で宿を予約しておいたので、地下鉄でSouth Kensinton駅へ。 ただしここからの道のりがわからないので、ヒトに聞いてみたのだけどやはりわからないと。 予約しているのはImperial Collegeの寮を夏のみ開放しているサマーホテルのようなところ。 とりあえず勘を頼りに歩き始め、道ばたにある地図を見ていたら、老夫婦が声をかけてくれて、 Imperial Collegeへの行き方を教えてくれました。 チェックイン後、まだ明るいので市内観光にでも行こうかなと思ったら、今日は土曜日。 宿の周辺をお散歩するだけにしておきました。 (写真:デンマークの衛兵達) |
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