■西ヨーロッパの旅日記■
2000年12月18日(月) 〜チューリッヒ〜ファドゥーツ〜ザルツブルグ


 明け方、スイスへの入国審査。
 スイスはEUに加盟してないからなあ・・・。
 6:00過ぎにチューリッヒ中央駅に到着。
 乗り換ぐ電車を待つ間に、
 スイスの通貨を手に入れるため、ATM探し。
 滞在するわけではないので、
 少額のスイスフランをおろしました。
 朝食を購入したら、スイスは物価が高〜い!!
 サンドウィッチとお水だけで10SFもします。
 節約旅行には向かない国ですね。

 有名なスワロフスキーのクリスマスツリーを見て、
 電車に乗り込みサルガンスを目指します。
 リヒテンシュタインを経由して、オーストリアに入ろうという計画。
 ロンドン・パリでは日本並みの気温だったので、特に寒いと感じることはなかったのですが、
 スイスに入った途端、急に冷え込みが厳しくなります。サルガンスの駅を出ると、
 周囲の山々は雪に覆われていて、路面も凍結していました。滑りそうで怖いよ〜。

 ポストバス(3.60SF)に乗ってリヒテンシュタインの首都ファドゥーツへ。
 結局、どこが国境かもわからないままバスに揺られること約30分で到着。
 まだ観光案内所は開いていません。ファドゥーツでやることは2つだけ。
 1つは入国スタンプを押してもらうこと、もう1つはエアメールを出すこと。
 9:00になるまで、ひたすらポストカードを書き続けていました。
 無事にエアメールを投函すると、観光案内所へ行ってパスポートにスタンプ(2.0SF)を押してもらいます。
 案内所の方は完璧な英語を話し、とても親切にして下さいました。
 ファドゥーツ市内をのんびりと散策でもしたいのですが・・・今日はザルツブルグまで行く予定なので、
 今度はポストバス(2.40SF)でブックス(Buchs)駅を目指します。

 ブックス駅は、オーストリアとの国境にあたるので、オーストリア・レイルパスのValidationを行いました。
 ホームで電車を待っていると、制服を着た男性が近づいてきます。
 パスポートの提示を求められたので、どうやらオーストリアの入国審査のよう。
 最初、係員が私の分だけパスポートを持っていってしまったので不安でしたが、
 スタンプを押したらすぐに返してくれました。

 間もなく入線してきた電車に乗り込みます。ここからザルツブルグまでは約4時間半、
 車窓の風景でも楽しみながらのんびり行きましょう・・・が、
 夜行であまり眠れなかったのですぐに寝入ってしまいました。
 目覚めた時、電車はトンネルの中を走行中。トンネルを抜けたら、そこは雪国!! なのでした。
 スキーのメッカ、ザンクト・アントンあたりを通過中だったので、辺り一面雪景色が広がっていました〜。
 しばらくオーストリア・アルプスの山間を走行したので、「世界の車窓から」の風景を堪能できました。

 途中、インスブルックを通って、15:30くらいにザルツブルグに到着。今度はオーストリアの通貨を。
 市営交通の1日乗車券(40.00AS/AustrianSchilling)を購入して、市バスに乗りYHを目指します。
 ザルツブルグの町並みを眺めながら、バスに揺られること約10分。
 最寄りのバス停で降り、徒歩数分でJugendgastehaus Salzburgに到着。
 受付をすませて部屋へ向かうと、8人部屋で専用の鍵付きロッカーあり。
 フロアが男女で分かれているのも特徴でしょうか。
 ルームメイトはみな外出中のようだったので、少し横になって休息。

 ちょっと休んだら、もう辺りは暗くなっていましたが、時間にすれば17:00にもなっていません。
 オーストリアに来た目的の1つを早速、実行するために市街へ向かいます。
 バスでミラベル広場へ向かうと、けっこうな人出があるようです。
 そう、クリスマス・マーケットを見学に来たのです。縁日のヨーロッパ版と言うのがぴったしかな。
 食べ物やクリスマスの飾り付けを並べた出店がいっぱい。
 子供もいましたが、大人の方が多くて、みなホットワインを片手に楽しんでいます。
 私はあんまりお酒を飲まないので、遠慮しましたけど。
 早いけど夕食に、ゆでたじゃがいもにタルタルソースをかけたものを購入。
 これはとっても美味しくて、オーストリア滞在中に何度も食べました!!

 お腹も満たされたし、夜の寒さが身にしみてきたので、YHに戻ることに。
 部屋に戻るとルームメイトが1人。彼女はオーストラリアから来ていて、
 お兄さんと2人でヨーロッパを旅しているとのこと。
 ワーキング・ホリデー制度のようなものを利用して、しばらくイギリスで働いていた・・・なんて話も。
 お互いヒマだったので、色々な話をしました。
 彼女は日本人の友達も多いらしく、めちゃくちゃ日本に詳しい。
 「日本の女の子って、みんな年齢より若く見える!!」と言っていました。
 実際、「あなたが私より年上だなんて、信じられない」とのこと。
 彼女は22歳とのことでしたが、私から見れば年相応でとてもカワイイ子でした。
 オーストリアでは彼女を含めて、オーストラリア出身の人に会うことが多かったなあ。
 
                                        (写真:ファドゥーツからみた風景)

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