■北欧・ロシア・エストニアの旅日記■
2002年7月30〜31日 フィンランド編U


 7月30日(日) ヘルシンキ

 久しぶりに蚊の襲来を受けない一夜を過ごし、
 快適な目覚めを迎えた朝。
 先進国に戻ってきた・・・という安心感もあるのかな。
 早速、港の近くにあるマーケット広場に遊びに行きました。
 果物や野菜を出しているヒトが半数以上でしたが、
 フィンランド土産を出しているお店もあって・・・
 その中に、ロシアで買えなかった帽子を扱っているお店も。
 ここでもやはり1万円近い値段を付けていたので、
 今回の旅行では入手を諦めることに。

 市場に出ていたピタのようなサンドイッチを食べてから、
 世界遺産のスオメンリンナ要塞へ行くフェリーに乗り込みました。
 ここの要塞は島になっていて、内部はほぼ自由に散策できます。
 潜水艦や博物館などのアトラクションもあり、私は潜水艦へ。
 初めて入った内部は小型な私でさえけっこう狭く感じ、
 身体の大きな北欧人には辛かっただろうな・・・と思いました。
 この後、要塞を歩いたり、ちょっと疲れてベンチで休憩していたら、
 30代くらいの北欧男性がやってきて「あなたはラディソンホテルに泊まっているか!?」と。
 ん、私が宿泊しているYHの近くにそのホテルあるのよねえ・・・何か気味悪いから、
 英語がわからないフリをして無視していたら、諦めていなくなってくれたけど。
 なんかストーカー的でイヤー。

 何か不気味だし、雨も降り出したのでフェリー乗り場へ向かい、ヘルシンキ市内に戻ることに。
 今日は日曜日だからあまり観光できそうもないし、どうしようかなとガイドブックを開くと、
 アテネウム美術館は17:00まで開館しているようなので行ってみることに。
 あまり知っている画家の作品はなかったけど、北欧の絵画はけっこう好きかも。
 お客さんがあまりいなかったので、ゆっくりと過ごすことができました。
 まだまだ明るくて、YHに戻るのは勿体なかったのでバスでシベリウス公園へ。
 この頃には雨もあがって、すっかり綺麗な青空が広がっていたので、
 緑の芝生と青い空をぼーっと眺めているのがとても気分良かった。
 犬の散歩をしているヒトがけっこういたので、ふと日本にいるちゃぴを思い出してみたり。

 バスで市内に戻ってからはデパートで食材を買い込んでからYHへ。
 のんびりしていると、イスラエル人姉妹がやって来ました。
 妹はすぐに出かけてしまいましたが、お姉さんはずっと部屋にいて、また同じ年だったので、
 色々な話で盛りあがって楽しく過ごせました。イスラエル人と会うのなんて初めてだったし。
 また、昨日から同室だったドイツの女性はなんと17歳。しかも「Worker」だと言う。
 携帯電話で母親と電話をしている姿は、まだまだ子供だったのが印象に残っています。

                                           (写真:ウスペンスキー寺院)




 7月31日(月) ヘルシンキ〜トゥルク〜

 24時間有効のHelsinki Cardを使える
 午前中のうちに観光施設を巡ってしまおう!!
 と、気合いを入れて朝早くから活動しました。

 中央駅前からバスに乗って、
 陶磁器で有名なアラビアの工場へ。
 降りるバス停、運転手さんが教えてくれなければ
 乗り過ごしてしまいそうなくらい、目印がなかった。
 まあ、工場だからね。ここに来た理由は、
 併設のショップでアウトレット品が買えるから。
 ムーミンの陶器がけっこう安く出ていたけれど、
 これから持ち歩くことを考えて断念。
 遙々(といってもバスで10分くらい)やって来た割には、絵皿1枚しか買わなかったような。
 陶器好きだから、見ているだけでも楽しいのよ〜。美術館もあったしね。

 バスで市内に戻ってからは、まだカードの有効期限まで1時間くらいあったので、
 アモス・アンダーソン美術館へ行ってみました。
 が、抽象画が多くていまいち私には!???? という作品が多かったかも。
 お腹が空いてきたので、歩いてマーケット広場へ。
 昨日は出ていなかった、サーモンプレートのお店が出ていたので、匂いに吸い寄せられて・・・
 サーモンを焼いたものに、ポテトとミックスベジタブルが付け合わせになっているだけなんだけど、
 これが何とも美味しかった・・・もう1食、食べたいくらい。

 大聖堂前の元老員広場の方が賑やかなので向かってみると、かなりの人だかり。
 フィンランド軍のパレードみたいなことが行われていた。
 北欧の軍人や衛兵は背が高くて、制服がよく似合っていてとても素敵。
 この後は、無料で見学できる郵便博物館へ行ったり、
 ヘルシンキ大学の図書館でメールやインターネットをしながら時間をつぶし、
 16:00くらいに電車でトゥルクに移動。今日の電車はトゥルク港駅まで直接、行くことができました。

 来るときはViking Lineでしたが、今度はSilja Lineでストックホルムを目指します。
 今回のキャビンは一番下のクラスなので、船の4階部分あたりでちょっと五月蝿かったかも。
 船内にはハンバーガーショップもあったのですが、そういう気分じゃなかったので、
 カフェテリアでビーフストロガノフを買って、バルト海に沈みゆく夕陽を見ながらお食事。
 今日は7月最後の日、旅ももうすぐ終わりが近づいて来ました・・・。

                                             (写真:マーケット広場)


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